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第9回 学校に新しい風を!

京都府宇治市立平盛小学校 糸井 登

itoi@ares.eonet.ne.jp

 

めざせ、全国展開!

 

今年度も、残すところ、あと二ヶ月といったところ。あまりの時間のなさに悲鳴を上げつつ過ごす毎日です。

 そんな中、今まで、私が学校の中で取り組んできた「アーティストをお招きしてのワークショップ型授業」と「演劇の手法を取り入れた算数の授業」を共に全国展開へ・・・といった準備を進めています。

 今回は、そのあたりの情報をリアルタイムでお伝えしていきたいと思います。

 

■まず、「アーティストをお招きしてのワークショップ型授業」についてです。

 私が実施してきたものの多くは、非営利活動法人(NPO)「芸術家と子どもたち」のお世話になることで、実現することができました。

 アーティストの選定から、資金面の援助といった面まで、全面的に関わっていただくことで、はじめて可能になってきたのです。

 しかし、この「芸術家と子どもたち」の活動は、あくまでも東京を中心としたものでした。こういった授業のよさを誰よりも実感している私にとって、何とか関西方面でも気軽に実施できる体制を作れないかという思いで、ここ数年、過ごしてきました。

 それが、ついに実現に向けて、動き出したのです。

 トヨタ自動車の支援を受けて、この3月に京都で開催される「トヨタ・子どもとアーティストの出会いin京都2004」(シンポジウムは3月7日(日)13:00〜)が、それです。

 

新たな社会貢献プログラム
「トヨタ・子どもとアーティストの出会い」を創設
〜アーティストが学校等を訪問しワークショップ型授業を展開するプログラム第1回を京都で開催〜

トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)は、メセナ(芸術文化支援)活動の一環として、NPO法人「芸術家と子どもたち」と連携し、子どもとアートをつなぐ新たなプログラム「トヨタ・子どもとアーティストの出会い」を創設、同プログラムの第1回目として「トヨタ・子どもとアーティストの出会い2004 in 京都」を実施する。
「トヨタ・子どもとアーティストの出会い」は、アーティストとの出会いを通じて子どもの豊かな感性を育てることを目的に、アーティストが学校など子どものいる現場に行き、先生などと協力しながら、音楽や体育、総合的な学習の時間などを活用して、ワークショップ型授業を展開するプログラム。
「トヨタ・子どもとアーティストの出会い2004 in 京都」実施にあたっては、実行委員会を組織し、学校でのアーティストと子どもによるワークショップに加えて、シンポジウムを開催する。
 見学・参加の希望者は、事前にメールまたはFAXで下記実行委員会に申込む。

<本件に関するお問い合わせ・お申込み先>
 「トヨタ・子どもとアーティストの出会い2004 in京都」実行委員会(ARTS STAFFNETWORK内)
担当:樋口貞幸  TEL/FAX:075-344-3305 E-mail:aak65650@pop01.odn.ne.jp
(〒600-8432 京都市下京区糸屋町217-403)
詳しくはこちらから
http://www.toyota.co.jp/jp/news/04/Jan/nt04_0103.html

 私は、事務局として、当日は、パネラーとして、参加させていただくことになっています。また、基調講演には、アーティストとの授業に当初から関わってきていただいた藤川大祐先生(千葉大学助教授)にお願いすることになっています。

このシンポジウムは今年限りのものではなく、来年も続けていくことになっています。何とか関西でも・・・・との思いが形あるものとなってきました。多数のご参加をお待ちしております。

 

■二つ目は、取り組み始めてから、ちょうど一年たつ「演劇の手法を取り入れた算数の授業」についてです。劇団の方を学校にお招きし、一緒に算数の教科書を台本とし、演劇に取り組む。そして、その後はストーリー仕立てのプリントで学習を進めていくといった形の授業。じゃあ、一体、どうやって、他の学校でも実施可能にしていくのだろう?まさか、劇団の方に全国巡業していただくわけにもいかないし・・・。

 こんなことも少し考えながら、二学期以降を過ごしてきました。そんな折り、いろんな助成申請の時期となり、劇団の方や千葉大学の藤川研究室の方と考えていくうちに思いついたのが、コンピュータの活用でした。

 今、取り組んでいることをコンピュータ上で体験できるようなものにしていけば、全国展開の道が開けるのでは・・・と考えたのです。

 つまり、インターネット上からアクセスできるような環境を作り出し、全国のどこからでも「演劇で算数」を体験できるようなものにしていくということです。

 もちろん、実現には多額の資金が必要となるので、現在は、すでに応募した助成申請が無事、採用されるのを待っている段階です。(これをお読みいただいた企業の方から声がかかるなんてことになれば、一気に解決なんですが・・・よろしくお願いしま〜す)

 今回から、プロジェクトメンバーに、阿部隆幸先生@福島県に加わっていただくことができ、まさに百人力といったところです。早速、プリント1枚分からインターネット上で見ることのできる試作品を仕上げていただきました。現在、以下のアドレスで、試作品を見ることができます。

 

「演劇で算数プリント」ウェブ版
http://www.abetaka.jp/flash/jacky-test.html

 

 もちろん、コンピュータソフトだけではなく、実際の演劇部分もコンピュータ上で見ることができるようにしていく予定です。乞うご期待!です。

 

■さて、三学期の「演劇で算数」の実施日が決まりました。

2月10日(火)の4時間目・5時間目の二回公演(2クラス)です。

学習単元は「円(5年生)」。早めに連絡いただければ参観可能です。

 

*「学校に新しい風を!」(HP上で日々の実践を紹介してます)

           http://wake35.hp.infoseek.co.jp/

 


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